PROJECT

刀と向き合うエプロン

START
はじまりエプロン

純粋にモノを作りたいから、
作る

刀匠、川瀬貞真さん。1200年代から続く刀匠『月山鍛冶』の月山貞利師に師事。約7年の修業期間を経て、平成28年に「川瀬貞真日本刀鍛錬道場」を開く。第1回「新作日本刀 刀職技術展覧会 金賞第4席・新人賞」を受賞。
『純粋にモノを作りたいから、作る』
彼をモノづくりに走らせる想いは、とてもシンプルだ。
REQUEST
要望エプロン

ただひたすら、
刀と向き合うために

刀鍛冶の作業場は、「鍛錬場」と呼ばれている。
鍛錬とは、加熱した玉鋼の塊を叩き、不純物を取り除くことで強度を高めていく工程で、刀作りの根幹とも言える。刀匠は、1300℃にもなる炎の傍で、1日6時間以上も槌を振り下ろし続け、刀と向き合う。
『昔から刀鍛冶の作業場を鍛錬場といいまして、よう名付けたもんやと思います。見かけがなんぼ立派でも、鍛えをおろそかにしていたらなまくらなもんしかできません。』
人間国宝にも選ばれた二代月山貞一(月山昇)の言葉である。

その他に、「荒身」と呼ばれる荒削り工程がある。ヤスリで刀身を整形していくのだが、発生した黒い鉄粉が舞い、作業の妨げになることも。しかも、粒子が細かいため、作務衣に付着すると、なかなか汚れが落ちず、彼を悩ませていた。
THINKING
考案エプロン

職人のこだわり

刀身を整形する際に発生する鉄粉から、作務衣を保護する事を目的に、生地、形状の2つを考慮した。
生地は、水を使う工程も考慮し、耐水性、耐久性の高い「キャンバス生地」を採用。
形状は、胡座をかいた状態での作業が主となるため、下半身を少ない生地で無駄なく保護出来るよう、末広がりの台形に設計した。
REALIZATION
実現エプロン1

実現エプロン2

実現エプロン3

オリジナルエプロン

刀匠のためのオリジナルエプロンが完成。
武器である「刀」は、日本の歴史の中で、信仰の対象となり、権威の象徴ともなった。いまなお、燦然と輝くその姿で、私たちを魅了している。

100年、200年先の人々を魅了する刀を。
川瀬貞真さんの活動をこれからも応援していきたい。

会社情報
社名:川瀬貞真日本刀鍛錬道場
住所:〒916-1114 福井県鯖江市磯部町7-125